大企業の「失敗リスク」と「出世する人」(下町ロケットに学ぶ)

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TBSの日曜ドラマ「下町ロケット」が完結しましたね。池井戸潤さんの原作もさることながら、ドラマのスタッフ陣も前回の半沢直樹の引き継いでいるということで、少し大げさな演技が見ていて面白かったです。 今日は見ていて思った事をつらつらと書きます。



大企業は大企業で色々大変

日本の99%が中小企業

日本の企業のうち、99%が中小企業と言われています。今回のドラマでも、主人公たち中小企業の技術者達が様々な苦悩と闘いながら夢を追い求めるストーリーということで、共感して見ている人も多かったのではないでしょうか。

私のようにベンチャーという名の零細企業しか経験した事がない人間としては、主人公たち「佃製作所」は中小企業と言ってもそこそこ大きな企業です。

しかし同じくドラマの中に出てくる「帝国重工」(三菱重工がモデル)なんかは、それこそ桁が違う大企業なのですが、それはそれで組織の中で色々な葛藤があるのだなぁ、と感じて見ていました。

責任は私が取る!

ドラマ中で何度も出てきた「責任が私が取る」という言葉。実はこの言葉、中小企業の経営者が言うより、大企業の社員さんが言う方が重いと感じました。

もともと中小企業の経営者なんて裸一貫でやってきた人ばかりなので、失敗したってゼロに戻るだけで、いくらでも再チャレンジすることはできるのです。

本当に追いつめられて自殺を考えてしまう人もいますが、借金があったって自己破産という選択肢だってあるのです。また会社だって作れます。

中小企業の社長なんて「責任は私が取る!」と言っておきながら、「ダメだった、ごめんなさい。」をしてる人なんていくらでもいます。

組織人の失敗リスク

一方、大企業の社員さんに取って「責任を取る」とは、左遷されてしまったり、場合によっては辞職に追い込まれてしまうことでしょうか。


流動性が高いプロフェッショナル人材なら再就職先はいくらでもあるでしょうが、組織人として生きてきた人にとって、会社を辞めるというのは結構大きな決断です。

奥さんや子供がいたりすれば、生活レベルもある程度維持しなければならず、尚のこと難しいかもしれません。

エリート大学を出て、出世を期待されて入社してきた人達の中では、それこそ熾烈な競争があるでしょうし、一度出世コースから外れてしまうと、なかなか復帰は難しいのでしょう。

何か失敗をして責任をとる形で左遷されてしまうというのは、実はものすごい恐怖なのかもしれません。それだったら、なるべく失敗のリスクを減らそうチャレンジよりリスクヘッジと思考が動くのもわからなくはないです。

大企業で出世をする人

それほど怖い大企業の失敗リスク。そんな中でも、リスクを恐れず果敢にチャレンジする企業戦士もいるでしょう。そして見事に成功をおさめ、出世していくという人は、やはりとてつもなく優秀です。

一方、チャレンジはせずとも傷もない。処世術だけで上で行く人もいるかもしれません。それはそれで世渡り上手で優秀なんだと思います。

大企業と中小企業では、成功の意味も違うし、失敗の意味も違う。それぞれに人生がありますね。

見逃し番組

話しを元に戻しますと、ドラマの下町ロケット。TBSのホームページにて、番組放送後に毎回一週間限定で見逃し番組が無料配信されています。

私も普段あまりテレビを見ないので、ほとんどネット配信の方で見ていました。好きな時間に見られて便利ですし、今後テレビもこの流れが主流になっていくのかなぁとも感じる次第です。長くなりましたが今日はこの辺で。

TBS見逃し番組ページ(TBS FREE)
http://www.tbs.co.jp/muryou-douga/top.html