下町ロケットの中小企業あるある

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TBSの日曜ドラマ「下町ロケット」が人気ですね。以前の半沢直樹がメガバンクという大企業組織の中での葛藤を描いた作品でしたが、今回の主役は大田区の町工場で、「中小企業」vs「大企業」という構図で描かれています。

現実社会でも、日本の企業の多くが中小企業です。私自身も中小零細企業にしか属した事がありませんので、毎回、ドラマ内で描かれる中小企業の雰囲気や、中小企業から見た大企業のイメージに「あるある」と思いながら見ています。

組織や上司、夢と生活の葛藤

私は大企業に属したことがありませんが、中小企業から見た大企業の社員さんは「組織や上司に板挟みで大変だなぁ…」と感じる事があります。

例えば、現場で急な仕様変更が必要となった場合「なぜそうなったか」「なぜAではなくBなのか。Cではダメなのか」を論理的に上へ報告する必要があります。現場担当は担当部長へ、担当部長は担当役員へ報告をしなければなりません。

組織内の意思決定のために報告書を作成したり、そのために詳細なレポートを作成したり、組織に合意形成にかなりの時間と労力が割かれます。ドラマの中でも帝国重工の財前部長が社長を説得するまでの葛藤が描かれていますね。


一方で中小企業の場合は社長の「yes」さえもらえばなんでもOKです。電話一本で報告が済むことも多く、組織のストレスは少ないのですが、夢と生活(経営状況や待遇)の間に葛藤があると思います。この辺もドラマでうまく描かれています。

キーマンの人事異動

中小企業にとって大企業の担当キーマンを味方に引き入れる事は非常に重要です。ドラマでも帝国重工の財前部長が佃製作所の熱意に引きこまれたことで、形勢が大きく変わりました。

一方で頼りにしていた大企業のキーマンが人事異動になってしまうと、中小企業はたちまちピンチに立たされます。大企業は人事異動がつきものですが、キーマンが担当から外れてしまうことで契約が打ち切られてしまうこともあります。。この辺りもドラマでもよく描かれており、中小企業「あるある」だと思います。

スーツの着こなし

吉川晃司さん演じる財前部長のスーツの着こなしは見事です。実はこれが一番言いたかった…。

一方で、主人公たち佃製作所の社員たちのスーツのくたびれ感も見事です。実際あんな感じの現場は多いのではないでしょうか。普段は作業着の人達が商談現場で「仕方なしに」着ている感がよく出ています。(特に安田顕さん演じる山崎部長…)

最後に

本ドラマはストーリーはもちろん、個性的な登場人物や、キャストによる大げさな演技が前回の半沢直樹の路線をしっかり引き継いでいて面白いですね。来週も楽しみです。