【争点・成果は?】安倍&トランプ、初の日米首脳会談・共同記者会見は日本時間11日(土)午前3時〜

  • 現地時間2月10日(金)に米国にて日米首脳会談が行われる。
  • 本会談は、トランプ大統領就任後初めて行われるトップ会談。日本からは安倍首相だけでなく、麻生副総理、岸田外務大臣なども参加。
  • 主に通商政策や安全保障についての話し合いがなされる見込み。
  • 共同記者会見は日本時間11日(土)午前3時〜。その他予定や争点については下記の通り。


トランプ政権下、初の日米首脳会談

現地時間2月10日(金)【日本時間2月10日(金)の夜〜】に安倍首相が米国・ワシントンを訪問し、米国トランプ大統領との日米首脳会談が行われます。

本会談は、トランプ大統領就任後初めて行われる公式会談となり、日米同盟や通商政策について話し合われる見込みです。

日本からは安倍首相の他、麻生副総理兼財務大臣、岸田外務大臣などが同行する予定。3トップによる重要な会談となります。

日程・予定

「出発」日本時間:2月9日(木)の夜

政府専用機で日本を出発・米国ワシントンDCへ。昭恵婦人も同行。

「日米首脳会談」現地時間:2月10日(金)/日本時間:2月10日の夜

ホワイトハウスで日米首脳会談。

「共同記者会見」

会談後、日本時間11日(土)午前3時に日米共同記者会見が行われる予定。

「フロリダへ移動」

大統領専用機・エアフォースワンで、トランプ大統領の別荘・フロリダ州パームビーチの「マー・ア・ラゴ」へ移動。夕食会に招かれる。

トランプ大統領の別荘「マー・ア・ラゴ」とは?
フロリダ州パームビーチにあるアメリカ合衆国国定歴史建造物で、第45代アメリカ合衆国大統領であるドナルド・トランプの別荘である。1924年から1927年にかけてフロリダの女性商人であるマージョリー・メリウェザー・ポストによって建設された。(wikipedia

「ゴルフ会談」翌日/日本時間11日(土)の夜

パームビーチにある自身所有のゴルフ場「トランプ・インターナショナルGC」にて安倍首相とゴルフ。いわゆるゴルフ会談。

両首脳ともゴルフ好き。トランプ大統領はシングルで回る腕前。昨年11月の大統領就任前の会談(トランプタワー会談)では、安倍首相はヘッドが金色の「本間ゴルフ」の最高級ドライバー(約54万円)をトランプ氏にプレゼントした。

その他

滞在中に安倍首相は5回の食事を行うとのこと(すべてトランプ大統領と一緒に食事を摂るかは不明)。


主な争点

通商政策

貿易

既にTPP離脱を表明したように、トランプ大統領は保護主義的な政策を打ち出している。『日本車は米国で売れるのに、米国車は日本で売れない』と批判された。「それは貿易の問題だけでじゃなく…品質とか…」と日本人全員がツッコミを入れたくなったが、安倍首相は先日にトヨタ自動車の豊田章男社長との事実上の作戦会議に臨んでいる。今回、両首脳からどのような見解が示されるか注目される。

国内投資

トランプ大統領は国内の製造業回帰と雇用創出にかなりの力を入れている。貿易問題に加えて、トヨタ自動車はメキシコの工場がやり玉あげられたが、実は米国内生産の割合も非常に多い。誤解を解くことができるか。

インフラ整備

トランプ大統領は国内のインフラ投資の充実も公約を掲げている。一部報道では、日本の新幹線技術を高く評価しているとの報道もあるが、日本が得意とするインフラ整備において、日本からの“お土産”があるかどうか。

為替

「日本や中国は為替を意図的に安くして貿易で恩恵を受けている」と批判された。しかし日本の場合は為替を操作しているのではなく、デフレ脱却のために金融緩和を行っているに過ぎない。結果として円安に向かいやすいだけであることを説明し、理解されるかどうか。これに関しては麻生副総理兼財務大臣にかかっている。

安全保障

日米同盟

日米の信頼関係の基盤となる日米同盟。先日、マティス国防長官が来日した際に、稲田防衛大臣とのその重要性について確認をしたが、今回はトップ同士で確認し合えるか。

駐留経費

トランプ大統領が選挙中に掲げていた「米軍駐留経費の日本側負担増額」。既に日本はかなりの額の負担をしているが、さらに要求されることがあるか。尚、先日マティス国防長官が来日した際には「日米の関係は“モデル”である」とされたが、具体的には言及されなかった。

尖閣防衛

尖閣諸島が日米同盟の防衛適応範囲かどうか。マティス国防長官は“範囲内”と宣言したが、トランプ大統領の口からも尖閣諸島の話が出れば、中国側へかなりのプレッシャーを期待できる。さらに、南シナ海は日本に物資を運ぶ“シーレーン”として大変重要である。同海における中国の軍拡について、危機を共有できるかどうかも注目。

中国が批判したら成功?

今回の首脳会談の成果を図る際には“中国がどう反応するか?”を見ておくと良さそうです。

トランプ大統領は閣僚人事にかなりの“対中強硬派”を揃えているとも言われています。貿易や為替で「中国や日本」とセットで批判されましたが、今回の首脳会談で「日本と中国は違う」「日本は貿易・安全保障でも重要なパートナー」として認識されたら大成功と考えられます。

その尺度として、今回の首脳会談を中国側が批判をしたら「効いてる」と考えて良さそうです。