【G20とは?】中国杭州金融サミット参加国など基礎知識まとめ

G20サミットとは?

  • G20サミットが9月4日〜9月5日、中国の杭州にて開かれる。
  • G20の参加国、目的、歴史、日本からの参加者は下記の通り。
  • G20の主題は金融・経済だが日本が気になるのは中国の海洋進出問題。G20後の尖閣諸島沖の中国船の動きに要注意。


G20サミット、中国にて4日から開催

9月4日〜5日の2日間、中国の杭州にてG20首脳会議(G20サミット)が開かれます。日本からは安倍首相、麻生財務大臣、黒田日銀総裁などが参加し、各国首脳陣と共に主に世界の金融問題や経済問題をテーマに話し合います。

G20とは

G20は、先進国首脳会議(G7またはG8)に参加する国と地域に加え、新興経済国が加わって行う国際会合の略称です。GはGroup(グループ)を意味しています。

G20には、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、欧州連合、ロシア、中華人民共和国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、韓国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチンの20の国と地域が参加しています。

G20の目的

もともとG20は、20カ国の国と地域の「財務大臣・中央銀行総裁会議」として、1999年より開催されています。

「財務大臣・中央銀行総裁会議」の名の通り、テーマは世界の金融問題や経済問題を扱うもので、「財務大臣・中央銀行総裁会議」は現在では年に数回のペースで開催されています。

G20サミット(首脳会議)

世界金融危機の深刻化を受けて、2008年からは「財務大臣・中央銀行総裁会議」だけでなく、G20首脳会議(各国の政治トップが参加するいわゆるサミット)も開催されています。G20サミットは、年に数回行われる「財務大臣・中央銀行総裁会議」の日程あわせて、そのうち年に1回のペースで同時に開催されます。

G20は、先進国のみが参加するG7やG8とは異なり、より地球儀規模の首脳会合にあたります。G20参加国のGDPを合計すると、おおよそ世界の90%を占めるとも言われます。

G20サミットは「金融サミット」などと呼ばれることもあり、外務省では「G20(金融世界経済に関する首脳会合)」と表現しています。

日本からの参加者

日本からは、「G20首脳会議」には安倍首相。「G20財務大臣・中央銀行総裁会議」には、麻生財務大臣(副総理)、日銀の黒田総裁が参加しています。

G7、G8、G20の違い

改めて、G7、G8、G20の違いを整理すると下記の通りです。

G7

主要国首脳会議(または先進国首脳会議)。日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアの7カ国の他に、EU理事会議長、EU委員会委員長が参加する国際会合。

毎年1回開催。今年は日本で開催された「G7伊勢志摩サミット」が話題になりました。

G8

G8は、G7にロシアを加えたもの。2013年まではロシアを加えたG8でサミットを開催していましたが、ロシアのウクライナに対する軍事介入やクリミア半島掌握などを批判する形でロシアの参加を停止。2014年からG7にてサミットを開催しています。

G20

G20は、これら先進国に加え、中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、韓国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチンの11カ国を加えたもの。G20の20は、19カ国+1地域(欧州連合)といったイメージになります。

G20後の尖閣諸島沖・中国戦の動きに注目

G20の争点は基本的には経済・金融問題ですが、日本にとって気になるのは中国の海洋進出及び安全保障問題です。

ここ数ヶ月、繰り返される中国船の領海侵入で急速に緊張感が高まっている尖閣諸島沖では、8月末には確認される中国船の数が減少しているとの報道があります。

これはG20開催を控えて中国側が一時的に抑制をしているからと思われ、G20終了後に再び問題が加熱する可能性があります。

安倍首相は懸念を表明へ

安倍首相は、今回のG20中国訪問において実現する中国の習近平国家主席との首脳会談において、本人に直接、中国の海洋進出に対し懸念を表明する意向とのことです。

参考G20に臨む安倍総理 中国の海洋進出へ懸念表明へ/テレ朝ニュース